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野菜の記事

平成26 年度 夏秋野菜生育状況・販売経過・販売実績について

【生育概況・販売状況】

品目名 作型 生育状況・販売経過
きゅうり 夏 秋 播種は4 月下旬から6 月下旬にかけて随時行われた。定植は5 月下旬から順次実施されたが、乾燥により活着不良となり、生育が抑えられた。6 月5 日梅雨入り後は降水量多め、生育は平年並みに回復した。7 月上旬の台風による大雨、下旬から8 月上旬の高温干ばつにより出荷ピークとなるが、台風11 号通過後は低温、日照不足となり、疫病、つる枯病、根腐病の発生が多かった。9 月上旬は気温高め、10 月は2 週続けて台風通過、下旬に収穫終了となった。販売面では梅雨明け以降各産地ピークとなり、安値基調のなか、台風通過後は東北各産地ともに多雨・低温により入荷減、成り疲れもあり盆休から相場は高騰し、9 月まで高値基調の販売であった。
なす トンネル
露 地
トンネルで4 月中旬、露地で5 月下旬に定植、干ばつの影響で活着が遅れ、生育は平年より4~ 5 日遅れとなった。6 月梅雨入り後は生育は徐々に回復した。7 月中旬の多雨により草勢低下、出荷が遅れた。8 月以降気温高めで草勢は回復、出荷もピークを迎えた。販売面では7 月より相場はやや高めで経過、8 月の気温上昇に伴い各産地とも潤沢な出荷の中、相場は下落したが、台風通過以降は全国的な品薄により荷動きは回復し相場も平年より高値となった。
ミニトマト 雨よけ 4 月上旬から定植開始、春先の高温干ばつにより初期生育は良好。6 月上旬より出荷開始、高温による花落ちは少なく出荷量は平年並であった。うどんこ病、タバコガの発生が期間通して目立った。販売面についてはトマト類の単価安の影響も有り、また夏休みによる需要低下の影響で7 月中旬~ 8 月中旬は平年より安値で経過した。8 月下旬以降東北産の出荷減により相場は回復、その後の出荷量も増えず、9 月以降高値安定であった。
ピーマン 全作型 トンネルで4 月下旬、露地で5 月下旬に定植、トンネルは低温干ばつにより活着が悪く、生育は10 ~ 14 日程度遅れた。梅雨入り以降樹勢やや回復するも、収穫初めは7 月中旬からとなった。シーズンとおして尻腐果、タバコガが目立った。販売面では、7 月下旬まで安値基調、8 月下旬から9 月中旬まで高値、その後入荷も落ち着き後半に向けては平年より安値で推移した。
いんげん 露 地 梅雨明けまでの前半の出荷量は平年より多めであった。8 月中旬以降高温・干ばつによる花落ちもあり、果形も悪く出荷量は激減した。遅まき物も出荷が遅れ、9 月中~下旬にかけピークとなった。販売面では夏場の消費低迷により盆前まで安値、盆明け以降9 月上旬まで絶対量不足、単価高で推移した。

 

【主な夏秋野菜販売実績】

品目 H 26.3.1~11.19 出荷分 H 25.3.1~11.19 出荷 H 26/ H 25 対比
出荷数(㌧) 販売金額(千円) 単価(㌔) 出荷数(㌧) 販売金額(千円) 単価(㌔) 出荷数 販売金額 販売単価
きゅうり 3,161 983,364 311 3,239 959,946 296 98% 102% 105%
なす 371 109,018 294 430 112,859 262 86% 97% 112%
トマト 104 23,218 224 131 32,879 251 79% 71% 89%
チェリートマト 196 112,368 574 195 122,204 627 100% 92% 92%
ピーマン 215 67,852 316 264 87,689 332 81% 77% 95%
いんげん 121 69,843 576 117 73,833 631 104% 95% 91%
さやえんどう 21 12,983 613 25 13,838 554 85% 94% 111%
スナップエンドウ 18 13,555 735 17 11,721 689 108% 116% 107%
アスパラガス 19 18,933 1,010 23 21,025 914 82% 90% 110%
つるむらさき 24 7,445 308 26 7,951 306 93% 94% 101%
ねぎ 151 21,562 143 143 28,328 198 105% 76% 72%
ニラ 7 2,035 272 12 3,226 269 62% 63% 101%
加工きゅうり 236 7,633 32 285 7,262 25 83% 105% 127%
加工ふき 31 3,162 102 34 3,280 96 91% 96% 106%

 

平成27年用 販売用種子・苗の注文について

 27 年栽培用の夏秋野菜(JA 出荷用)の種子、苗の注文を12 月より行います。栽培を希望される方は、各グリーンセンターにご相談ください。
※やさい部員には、注文書を配布します。


次年度に向けて ~良い野菜作りは、土作りから~

1.収穫打ち切り後

 次年度病害発生防止のため、ほ場内の茎葉、株、病果は、クマデ等でほ場の外へ持ち出す。また、土壌病害の発生がみられたほ場(ホモプシス根腐病、半身萎凋症、青枯病等)では、次年度は休耕もしくは作物を転換する。

 

2.輪作

 片付け後に緑肥作物(ライ麦等)を11 月中に、は種する。(遅まきの場合、は種量を多めに)は種は、ばらまき後1~2cm の厚さに覆土、発芽を良くするため鎮圧を十分行う。

 

3.堆肥の施用

 未熟堆肥は、秋の内に畑へ散布し、浅く2~3 回耕耘して春の作付けまでに熟度を高めておく。

 

4.土壌分析、採取方法

 畑全体の分析を対象とする場合は、平均的な生育収量を示す、ほ場を選んで道路や水路等より5m以上離れた地点から、5 カ所から同量の土を採取し混ぜ合わせる。 畑の一部(何らかの障害がある土壌)を対象とする場合は、そのような障害でる所を2~3 カ所同量採取し混ぜ合わせる。

 採取する深さ、V 字形の穴を掘り斜面に沿って一定の厚さで土壌を採取する。

 採取する量1 カ所から約500g 採取し、同様に5 カ所採取した土を混ぜ合わせて、納屋等の日陰で(7~10 日間)新聞紙等に広げて十分に乾かして、その土1㎏をビニール袋に入れて提出する。
※尚、やさい部員の方を対象に今月取りまとめを行います。(有料:1 点1,080 円)


タラの芽の促成栽培方法について

1.穂木の伐採時期 

(1)降霜後葉が落葉したら

  1.  穂木の乾燥を防ぐため本来は、伏せ込む分だけを圃場より伐採し確保しましょう。
     伏せ込み2 週間前程度が望ましい。穂木の乾燥により、芽の揃いが悪くなったり、小さくなってしまうので注意して下さい。
  2.  伐採の際来春の芽を確保するため地際より3芽程度残して伐採します。
  3.  長期保管(降雪等により冬期間圃場に入れない)の場合は 短く調製せず長い状態で保存します。
     保存方法は土間に穂木を立て掛け、コモやビニールシート等で被覆保管します。

 

2.ふかし栽培について

(1)ふかし栽培について

  1.  ハウス内に幅90~120cm、深さ15~20cmの半地下式の温床をつくり、7~10cm のオガクズを敷き詰めます。
  2. 水耕栽培の場合
     床の作成はオガ栽培同様で水の交換も必要になって来ますので、排水口を忘れずに設置しましょう。
  3. 穂木の切断方法
     穂木の長さは1 芽毎に10~15cm 程度に芽を傷つけないように丸ノコで切断します。
     ( 芽が集中し 1 芽で切断できない場合は 2 芽とします、但し収穫は上の芽のみとなります)
  4. 挿し方
      オガクズに十分に水を含ませ、おち着いたら深さ5~6cm に挿し込みます。長い物は中央に、短い物は通路側に、それぞれ芽を通路側へ向けます。
  5. 萌芽促進及び防カビ対策
      挿し方が終了したら、休眠打破するためジベレリン処理(20,000 倍)・防カビ対策としてトップジンM 水和剤2,000 倍( 収穫21 日前)を1 坪当り3リッター散布します。(穂木のドブ漬け禁止)

 


グリーンアスパラガス 収穫終了からの管理

1.アスパラガス性質について

 アスパラガスは春取り打ち切り後の立茎開始時から9月までは光合成を行い根に養分を貯蔵しながら萌芽していきます(夏季収穫期)。

 しかし10月以降の平均気温が16℃以下になると光合成を行った養分は萌芽作用に回らず、ほとんど根に転流して来年の萌芽の為、貯蔵養分(糖類)として蓄積されます。

 ハウス栽培では収穫終了後から茎葉を刈取るまでは、鱗茎群の乾燥をさけ、株元が乾いている時は、かん水して下さい。

2.刈取り時期の目安と注意点

 2 ~ 3回の降霜により茎葉が黄化するので刈取りは早くても11月下旬以降を刈取り目安として下さい。

 茎葉がまだ青味がかっているものは、まだ茎に養分があると考えられますので茎の青味が抜けてから刈取りして下さい。

 また、地上部で冬越えする病害虫が多いため、できるだけ地上部ギリギリに刈取り、刈取った茎葉は圃場外へ持ち出して下さい。

3.収穫終了後からの防除

 収穫は10月上旬頃にはほぼ終わります。収穫が終了しても立茎した茎葉は養分転流していますので、茎枯病等の防除を行い、刈取り終了後は地上部(地面)の防除をバーナー等で焼却防除や、薬剤防除を行い来年へ備えて下さい。

  また刈取った茎葉は圃場外で焼却し病原を残さないようにして下さい。

※農薬は、必ず使用基準等を確認して使用して下さい。


小松菜(ハウス栽培)

1. はじめに

 土壌条件と生育土壌に対する適応性は広く、酸性がやや強い土壌でも生育可能。

2. ほ場の準備

(1) ほ場の選定: 適度な保水性・排水性を備えた沖積土の埴壌土が良い。
(2) 土 壌 改 良: 土壌適応性は広いがPH 5.0以下にならないようにする。(土壌分析を実施し酸度矯正する)
(3) 耕耘・施肥: 施肥は全量基肥とし、直根が20㎝前後まで伸びるので、なるべく深耕する。

小松菜

3. 管理

(1) 栽培距離
 畦幅100~120㎝、高さ5㎝程度にし、通路は20~30㎝程度とする。
(2) は種間隔:株間5㎝、条間10~15㎝程度とする。
(3) は種後の管理
 は種後は、灌水チューブ等を使って十分灌水する。灌水の良否が発芽や苗立ちに影響する。
 生育後期は灌水を控え、固めに仕上げる。
 は種直後から、不織布(パオパオ・ラブシートなど)をベタ張りすることで発芽が早まり、苗立ちが揃う。
 特に冬期間は収穫間際まで被覆すると良い。

(4) 間引き
 厚播きになった場合は、品質を揃えるため、本葉2~3枚時に株間4~5㎝に間引きをする。

4. 収穫

 本葉4~5枚、草丈20~25㎝が収穫適期


春菊(ハウス栽培)

栽培歴

1. 品種

10a必要量 ハウス さとあきら 2L

2.生理生態

(1) 生育適温は15 ~ 20℃、最低生育温度は10℃ 冬期間は被覆栽培とする。
(2) 乾燥には弱いので保水力のある土壌がよい。
(3) 土壌酸度は中性に近くないと生育が悪いので、少なくとも土壌酸度はpH6.0 ~ 6.5に調整する。

3.は種と定植

(1) 畝幅1.2 ~ 1.5m、畝の高さ約7~ 10㎝の平床、全面散水後に穴開マルチ(15 ~ 18㎝ )を被覆する。
(2) 発芽を揃えるため、芽出しを行なう。は種前に6~8時間浸水し、陰干ししておく。
(3) 128穴セルトレイに2粒ずつ播種し、薄く土をかけ軽く鎮圧する。
(4) は種後25~30日、本葉3~4枚程度の苗を定植する。

4.定植後の管理

(1) 温度管理 保温と換気による高品質生産。
(2) 追肥は月に1回程度、窒素成分で1kg/10a前後とする。
(3) かん水は乾燥の状態を見て、午前中に行なう、かん水後は換気を行い、土壌表面が夕方には乾くようにする。

生育管理

5.収穫

(1) 主枝の草丈が30㎝を越えたら、下4節残して収穫する、その後25㎝程度になった側枝も順次、下2節を残して収穫する。
(2) 非常に萎れやすいので、収穫から調整・出荷は、当日に行い、新鮮なうちに出荷することを心がける

春菊


ピーマン 収穫最盛期の栽培管理

○今後の栽培管理

1. ハウス栽培

 ① 通路が乾燥するので、潅水は天候を見ながら定期的に実施しましょう。

 ② 主枝が顔の高さになり、割り箸位の太さの時に摘心しましょう。

2. トンネル・露地栽培

① 草丈が高くなり、枝にかかる果実の重みから倒伏するので、しっかりネットに引っ掛ける
ように固定して下さい。

② 枝が混み合うと光合成量が減少する上、病害虫の巣になりやすいので枝内部に光が入るよ
うに内枝に整理をして、ネットの外側に枝を配置します。また、倒伏防止のためネットは3段まではりましょう。

3. 病害虫防除対策

(1) 疫 病

排水対策で明渠、側溝を確認し、排水対策を十分行いましょう。

敷きわら等で土の跳ね返りを防止します。下葉かきや枝の整理は、天気の良い午前中に行いましょう。

防除薬剤
リドミル粒剤2 :1 株当たり2~3g
ランマンフロアブル :2,000倍

 

(2) 灰色かび病

 枝の整理を行い風通しをよくして定期的に薬剤防除して下さい。

防除薬剤
ロブラール水和剤:1,000 倍~ 1,500 倍
カンタスドライフロアブル:1,000 倍~ 1,500 倍

 

(3) スリップス・アブラムシ

ガクなどが茶褐色のサメ肌になり商品価値が低下するので発生初期に防除しましょう。

 

(4) タバコガ類

幼虫が果実に入る前に防除して下さい。

(3)(4)の防除薬剤
ベストガード水溶剤: 2,000 倍(蚕毒)
プレバソンフロアブル5 : 2,000 倍(蚕毒)

4. 追 肥

草勢低下する前に定期的に追肥を実施して下さい。

S646・クミアイポーラス :  10kg/10a
トミー液肥グリーン :  10kg/10a


大玉トマト・ミニトマト  生育中期から後半の管理について

1. 病害虫予防

(1) 地際(株元)の通風を図り灰色カビ病や、葉カビ病、斑点病等の予防に心掛けて下さい。

(2) 病害虫は予防を中心に、適期防除を行って下さい。

2. 芯焼け、追肥・潅水・裂果対策について

(1) 梅雨明け後は高温、乾燥となり急激に茎や芯が伸び、葉色が淡くなると芯焼け等が発生しやすくなるため、カルシウム資材による葉面
散布を行って下さい。

(2) 裂果、土壌病害の軽減を図るため適度(少量、多回数)の潅水を心掛け、芯の状態や果実の肥大を見ながら行って下さい。

(3) 多潅水や極端な絞りは病気の発生につながりますので注意しましょう。

(4) 潅水は午前中に実施し十分換気をして下さい。

(5) 昼夜の比較温度差が14℃以上になると裂果(尻割れ)の原因となりますので、夕方早目にハウスの保温に努めて下さい。

3. 摘心について

(1) トマトは開花後約40日で収穫となる事から、収穫終了予定日より逆算で摘心しましょう。

(2) 摘心の位置は収穫終了予定花房の上の葉を2~3枚残し摘心しましょう。

注) 直上にて摘心すると、水分や、養分の転流により裂果の原因となります。


あさつき  圃場準備~植え付けについて

1.圃場の準備

⑴ 栽培適地
 根の分布が浅く、酸素要求量が大きいため排水が良い土壌が適しており、土層の深い河川の沖積地帯や砂質土壌を選定しましょう。

⑵ 圃場の準備
 酸性では生育不良となるので、pH6.0~6.5に矯正しましょう。

⑶ 基肥施用
  基肥主体とし、植え付け2週間前に全層に混和します。

(10a当り)

2.植え付け方法

⑴ 植え付け適期
 適期は、8月中旬頃になります。植え付けが遅れると生育が遅れ、収量が低下するので適期に植え付けて下さい。

⑵ ハウス栽培
 床幅150cm、高さ5cmの平床を作り、4cm×4cmの間隔で種球を床面に刺すように植え付けし、12cm~15cm程度の覆土行います。通路はハウスにより異なりますが、2間半のハウスでは50cm程度が目安となります。

⑶ 露地栽培
 畝間60cmとし、鍬などで幅20cm、深さ5cm程度の溝を掘ります。その溝に種球を条播きし、種球が重ならない程度の密植をします。種球の上に、12cm~15cm程度の覆土を行います。
 1回目の追肥は、植え付け後10~15日頃の萌芽前に石灰窒素を60㎏ /10a土壌表面に均一に散布しましょう。
 2回目の追肥は、S646を40㎏ /10a 1回目の15日~20日後を目安に散布しましょう。


春菊 育苗から収穫について

1.品種

露 地:さとゆたか 10a当り
ハウス:さとあきら 2 ~ 3ℓ

2.圃場準備

⑴圃場の選定

 浅根性であるが、乾燥には弱い為、適度の保水性、排水性のある土壌が良いです。

⑵ 酸性土壌改良

 酸性土壌では生育が悪いので、石灰資材でpH6 ~6.5に矯正しましょう。また、カルシウム欠乏(芯が黒くなる)が出やすいので、畑のカルシウム(硫カル)等を10a当り80㎏使用してください。

(10a当り)

3.は種

 8時間浸水後、陰干ししてから、は種します。セルトレー(128穴)に培土を入れ、十分かん水しましょう。覆土は薄めにし、乾燥防止の為籾殻や敷きわらを敷きます。発芽後については、表土が乾いてからかん水しましょう。

4.は種後の管理

⑴ 間引き

 込み合っている部分だけ行います。本葉2 ~ 3枚目のときに根から抜かずにハサミで間引きし、1本立ちにしましょう。

⑵定植

 は種後20 ~ 25日を目安に行い、徒長苗はやや深植えします。晴天時に定植すると、しおれて痛みがでやすいので、夕方か曇天時に行いましょう。

⑶ かん水

 乾燥状態を見て午前中に行いましょう。夕方には土壌表面が乾くようにしてください。

⑷追肥

 収穫が始まってから、条間にS646を10㎏施用し、その後10日おきに10㎏ずつ施用しましょう。