営農情報

水稲の記事

平成22年産 米共同計算に係る本精算のお知らせ

 

平成22年産 米共同計算に係る本精算のお知らせ

 

販売

(単位:円/60kg税込)

項目 コシヒカリ ひとめぼれ
販売単価(税込) 13,065.71 11,820.41
加算金(品代運用金利等) 84.63 84.61
合計 (a) 13,150.34 11,905.02

控除

(単位:円/60kg税込)

項目 コシヒカリ ひとめぼれ
入庫仮渡金 (b) 10,400.00 8,900.00
仮渡金金利(非課税) 58.76 58.76
保管料 326.80 326.80
運賃 374.74 374.74
安全・安心等検査経費 0.70 0.70
集約保管経費 88.48 88.48
事故処理経費 0.00 0.00
全農手数料 (定額) 147.00 147.00
広告宣伝等経費 72.64 72.64
県産米推進協議会経費 0.00 0.00
監査委員会費用 0.60 0.60
運営拠出金 0.04 0.04
損害賠償協議会留保 12.84 12.84
JA手数料 (定額) 580.00 580.00
JA検査手数料 (定額) 100.00 100.00
米穀システム負担金 10.00 10.00
JA入庫料 42.00 42.00
公平化負担金 34.52 34.52
販売対策費 100.00 100.00
合計 (c) 12,349.12 10,849.12

生産者皆様へ

(単位:円/60kg税込)

項目 コシヒカリ ひとめぼれ
本精算手取金額(a-c)(d) 801.22 1,055.90
最終手取額=(b+d) 11,201.22 9,955.90

※振込額の小数点以下は、四捨五入により端数処理をしております。
※(d)の本精算手金額は、12月29日に口座へ入金させていただきました。


平成24年産「天のつぶ」「五百川」作付説明会

米の販売戦略から水稲作付品種7:3運動を展開し、コシヒカリ以外の品種を管内作付の3割を目指しており、その取組みの一環として11月27日(日)本店3階において、平成24年産「天のつぶ」「五百川」作付説明会を開催し約50名の参加者が説明を受けました。

安達農業普及所より23年産の生育調査結果を踏まえ24年産作付に向けた栽培上の注意点や品種特性などの説明を受け、高宮常務より販売計画や農家からの買取価格、作付面積目標等の取組み方針が説明されました。

また、説明会が開催される前に23年産「天のつぶ」「五百川」の試食が行わました。

「 天のつぶ「」五百川」作付け説明会参加のみなさん

「 天のつぶ「」五百川」作付け説明会参加のみなさん

特徴

「天のつぶ」

育成経過:

平成7年に福島県農業試験場にて育成され、対倒伏性が強く、玄米品質が良好な良食味品種を目指し15年の歳月をかけて育成され完成した県のオリジナル品種です。

品種特性:

稈長は「ひとめぼれ」より短い“短稈”で、穂長は「コシヒカリ」と同程度、穂数は「コシヒカリ」よりやや多い品種です。穂が止葉の中に隠れるような草型で、耐倒伏性は「強」となっています。

出穂期は「ひとめぼれ」よりも2日、成熟期は3日程度遅い品種です。葉いもちの抵抗性は「ひとめぼれ」並、穂いもちは“強”となっています。また、障害型耐冷性は“やや強”となっています。

収量は玄米千粒重がやや重く「コシヒカリ」よりも優れています。玄米の粒厚分布は2.1mm以上が80%近くを占めており、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」と比べ粒厚の厚い玄米の割合が高くなります。また品質は、青未熟粒がやや見られるものの、乳白粒等の白未熟粒の発生が少なく「ひとめぼれ」「コシヒカリ」と比べても良好です。

食味:

玄米のタンパク質含量率は「コシヒカリ」「ひとめぼれ」並、白米のアミロース含有率は、「ひとめぼれ」並で「コシヒカリ」より高く、粘りが強く良食味です。

「五百川」

育成経過:

コシヒカリの変異種で、本宮市内の生産農家が品種改良を重ね、平成15年から8年間の歳月を経て安定化を図り平成22年に品種登録されました。

品種特性:

分けつ期から幼穂発育期までの生育が早く、コシヒカリと比較し茎数確保が容易な品種です。稈長は「コシヒカリ」より短いですが、幼穂形成始期の追肥により「ひとめぼれ」並となり稈長が短めのため倒伏には強い。

穂長は「コシヒカリ」と同程度ですが、穂数は「コシヒカリ」より多い品種ですので、幼穂形成始期の追肥により収穫量の確保できます。ただし玄米品質と食味関連値を考慮しますと平坦地で8俵半を目標にして下さい。

出穂期は「コシヒカリ」と比較し25~27日、成熟期で32~34日早いため、同時期の田植であっても8月下旬には出荷可能な品種です。
出穂時期が早いので、防鳥ネット等の鳥害対策が必要となります。

食味:

コシヒカリ並の良食味で冷めてもおいしい。
また、平成22年度に実施された食味コンクール国際大会において総合部門の部で「特別最優秀賞」を受賞した経歴もあります。

推進方策

重点作付推進地帯につきましては、コシヒカリの作付割合が多い二本松地区、安達地区、南達地区を中心に概ね標高300m以下の地帯に品種転換をお願いします。

2品種とも主力品種として作付推進を図るためJAの種まき運動より種子助成等の奨励措置を計画中です。


平成23年度米検査状況

平成23年産米検査状況

今年産米の品質は昨年産より好転し全ての品種において1等米比率が高く、光沢があり、粒張りも良く近年では一番良い出来となっ
ています。

そのなかでも、格落ち原因の多くは『モミ混入』『青未熟粒』『カメムシ吸害』となっています。

『モミ混入』については、袋詰めを行う際に注意し調整作業をしっかり行えば防げることですので、一年間大切に育てたお米の仕上
げが十分でなかった事が悔やまれます。

『青未熟粒』については、コシヒカリが昨年に引き続き下位節間(第4・第5節間)が長く、台風等の影響で倒伏等により発生したと考えられます。

『カメムシ』については、従来中山間地での発生が多く見受けられましたが、今年度においては平場での吸害も増えており、“ホソハリカメムシ”を中心に、体が小さい“アカスジカスミカメムシ”や“イネホソミドリカスミカメ”の発生が増えているのが原因と考えられますので、来年度は、出穂前までの畦畔除草を再度徹底して下さい。

10月下旬までの等級比率

平成23年産米

等級 コシヒカリ ひとめぼれ チヨニシキ
1等 99.4% 98.1% 94.4%
2等 0.6% 1.8% 5.6%
3等 0.0% 0.1% 0.0%

(参考)平成22年産米

等級 コシヒカリ ひとめぼれ チヨニシキ
1等 92.0% 88.2% 64.0%
2等 7.8% 10.1% 33.5%
3等 0.2% 1.7% 2.5%

稲わら・籾がらの利用について

1 .平成23年産稲から生じる稲わら及び籾がらの利用について

(1)籾がらの取り扱い

平成23年度一般米のモニタリング検査(本調査)の結果により、玄米の放射性セシウムの濃度(セシウム134とセシウム137の合計)
が「133ベクレル/kg」以下の地域では、敷料等の利用が可能となりました(10月18日現在)

該当市町村(旧市町村) 籾がらの用途(400ベクレル/kg「製品ベース」)
二本松市(旧小浜町を除く)・本宮市・大玉村 家畜の敷料(緬羊、山羊及び鹿を除く)や土壌改良資材として使用(園芸の敷料用を含む)として利用が可能です。
二本松市(旧小浜町) 利用をしないでください。

※ 籾がらを生産されたほ場にすき込む場合は、暫定許容値に関係なく行うことができます。

(2)稲わらの取扱い

現在、県では稲わらについて、飼料用稲わらのモニタリング検査を行っており、稲わらの取扱いについては、このモニタリング検査結果により判断されます。(10月31日現在)

稲わらの用途及び暫定基準値 家畜の飼料
(緬羊、山羊及び鹿を除く)
①家畜の敷料(緬羊、山羊及び鹿を除く)
②土壌改良資材として使用
(園芸の敷料用を含む)
300ベクレル/kg(水分含有量80%) 400ベクレル/kg(製品ベース)
大玉村 飼料として利用可能です。 敷料や土壌改良材として利用可能です。
二本松市・本宮市 飼料として利用可能です。 旧市町村毎の詳細調査結果が判明するまで、利用を控えてください。

※詳細調査が実施される市町村は、モニタリング検査結果が明らかになるまでは一時保管をお願いします。
※稲わらを生産されたほ場にすき込む場合は、暫定許容値に関係なく行うことができます

 

2. 米ぬかの取扱い、稲わら・籾がらの焼却について

(1)米ぬかの取り扱いについて

現在、国において、玄米の放射性セシウム濃度から米ぬか中の放射性セシウム濃度を推定できるようにするため、玄米と米ぬかの
放射性セシウムの濃度の比(加工係数)を得るための調査を実施していますので、加工係数が確定するまでの間は、肥料用及び飼料用として譲渡又は利用をしないようお願いします。

(2)稲わら・籾がらの焼却について

稲わら及び籾がらは、焼却することをできる限り差し控え、たい肥化等の利用をお願いします。
個別の利用が難しい場合は、地域の畜産農家や園芸農家、あるいはたい肥センターとの連携による利活用をお願いします。
なお、今後、国からもみがらくん炭の取扱いについても示される予定ですので、それまでの間は、新たにもみがらくん炭を作ったり、利用をしないようお願いします。


収穫時の留意事項と出荷制限について

【気象概況】

気象庁発表の東北地方1ヶ月予報によりますと9月は平年に比べ晴れの日が多く高温で降水量は平年並み~平年より少ない予報で、登熟期の高温(30℃以上)による白未熟粒や胴割粒が心配されますので、適切な水管理をし被害粒発生を最小限に止め品質の確保に努めましょう。

1.水稲生育状況

出穂は平年並み~ 2日程度遅く、穂揃えにバラつきが見られます。稈長は長い傾向にあり倒伏が懸念されます。また、1穂着粒数は平年よりやや少ないものの穂長は長い状態です。

2.今後の水管理

①稲体維持と登熟向上のため出穂以降30日~ 35日間は間断灌水
・土壌が湿った状態を保つことで、根が常に吸水可能な状態となり地力窒素の発現で稲体の活力維持が図られます。
・玄米の登熟は出穂後35日頃まで続いており、早期落水は「未熟粒」や「屑米」、「胴割れ米」や「茶米」の増加につながりますので、完全落水は早くとも出穂後30日以降として下さい。

②高温時のかけ流し及び夜間灌水等による地温低下に努める。
・用水が確保できる地域では、残暑が厳しい場合は可能な限りかけ流しや灌水を行い、地温を低下させて根の活力維持に努めて下さい。

3.高温障害対策

①高温登熟による「白未熟粒」「充実不足」「胴割粒」の発生
《技術対策》 高温登熟の回避
・高温時のかけ流し及び夜間の灌水

②根張り不良、生育後半の窒素・水分供給不足による「白未熟粒」「胴割粒」の発生
《技術対策》稲作後半までの稲体の活力維持に努める
・間断灌がい
・早期落水の防止

③収穫遅れによる「/胴割粒」の発生
《技術対策》 適期収穫
・早めの収穫作業準備
・籾の状態を見て適期判断

4.適期刈取の判断方法

①穂の状態を見て判断
穂軸の8~9割が黄化した時期で1穂の中に3~5粒の活青が残っている時期

②出穂後の積算気温により判断
積算気温(出穂後の日平均気温の合計)が950℃から1,050℃の時期出穂後40日~ 50日頃

【積算気温による適期刈取りの目安】

平成23年8月31日現在

出穂期 予想到達日
900℃ 950℃ 1,000℃ 1,050℃ 1,100℃
8/5 9/12 9/14 9/17 9/19 9/22
8/10 9/19 9/21 9/24 9/27 9/30
8/15 9/26 9/29 10/2 10/5 10/8
8/20 10/4 10/7 10/10 10/14 10/17

※ この目安は、品種・地域・籾数・登熟条件により変わります。
※ 刈取適期旗を立てますので目安に刈取して下さい。
※ 並行して米の放射性物質の調査を行いますが、収穫~調製までは例年通り進めて下さい

5.収穫時の留意事項

収穫時に土砂等の混入により、放射性セシウム濃度が高くなる可能性がありますので、次のことに注意し
て収穫作業を行ってください。

 ① 圃場が十分に乾いてない場合や、雨天時、朝露が残る状態では、土砂混入が心配されますので収穫を延期してください。
 ② 刈取り高さを高めに設定してください。
 ③ コンバイン搬入口等のよせ刈りの稲は、圃場の土に触れないようにブルーシート等の上に乗せるなど工夫が必要です。

6.倒伏した稲の収穫

完全倒伏した稲は別刈りして下さい

7.出荷制限について

平成23年産米の安全性を確認するため、米の放射性物質調査を行います。消費者の方々に安全な米を提供していくため、米の出荷等は検査結果が判明し、管内の米の安全性が確認されるまで、平成23年産米の出荷や販売、譲渡、贈答を行わないで下さい。


いもち病 カメムシ対策の早期防除をしましょう

1.気象経過と生育概況

移植後天候に恵まれ活着は良好で、5月下旬より分けつが始まりスムーズに生育が進みました。梅雨入りは平年より9日遅れの6月21日で、梅雨明けも平年より14日早い7月11日と好天に恵まれ生育は平年より2~4日程度早い状況となっておりますが、出穂については7月下旬からの低温により平年並み~やや遅れる可能性があり、穂揃えについてはバラツキが予想されます。また曇天続きのため「いもち病」の発生にも注意が必要です。

2.今後の管理

○幼穂形成期以降は発根が鈍くなり、登熟を支える上根を維持する水管理をする。(間断かん水)
○軟弱な圃場についても間断かん水を継続しながら圃場の硬化を図って下さい。
○出穂開始から開花期の間は稲体保護のため、入水をして下さい。(花水)
○ 高温登熟による玄米品質低下(乳白米)を防止するため出穂以降30℃を超える日が続く場合には、用水が確保される範囲内でのかけ流し、湛水状態での地温上昇の抑制をして下さい。
完全落水については、出穂後30日~ 35日以降を目安にし、品質安定化を図って下さい。

3.病虫害防除

○いもち病対策

落水によって助長されます、間断かん水により根の活力維持に努めて下さい。

出穂5日前以降の防除については粉剤等での防除となりますが、使用にあたっては農薬の飛散(ドリフト)にご注意下さい。

薬剤名 使用時期 使用量 使用回数
コラトップ粒剤 出穂5日前まで 3~4kg/10a 2回以内
コラトップジャンボ 出穂5日前まで 500~600g/10a 2回以内
ビーム粉剤 収穫7日前まで 3~4kg/10a 3回以内

※発生地帯は、早期防除をお願いします。

○カメムシ対策

斑点米の原因となるカメムシ類は、畦畔や休耕田の雑草地に多く生息しているため、出穂10日前までに畦畔の草刈りを終了し、出穂以降は畦畔の草刈りを控えてください。
また、カメムシによる吸穂被害は、米検査時カルトン中1,000粒に2粒あれば格下げの原因となってしまいますのでご注意下さい。

薬剤名 使用時期 使用量 使用回数
スタークル粒剤 穂揃期出穂7日後頃
湛水状態で散布、7日間止水
3~4㎏/10a 3回以内
スタークル豆つぶ 250~500g/10a 3回以内
MR .ジョーカー粉剤DL 1回目:乳熟期 (出穂10日後頃)
2回目:糊熟期 (出穂20日後頃)
3~4kg/10a 2回以内
キラップ粉剤DL
スミチオン乳剤 1回目: 穂揃期、2回目: 糊熟期 1,000倍
(150リットル/10a)
2回以内
スミチオン乳剤 3~4kg/10a 2回以内

※水稲栽培管理日誌提出につきましては出穂日までご記入の上、最寄りの営農センター又はグリーンセンターまでご提出いただきますようお願いいたします。


重要な時期です 肥培管理の徹底を図りましょう

今後の管理 ~穂肥の時期と施肥量は総合診断で決める~

1.穂肥の時期

穂肥は、生育経過・今後の天候・土質・幼穂の伸長状況とあらゆる角度から総合的に検討し、時期と量を判断して下さい。
  ※今年は特に倒さない稲づくりに努め、土壌混入(放射性物質を吸着)させないように注意が必要です。

コシヒカリの施肥時期の目安

コシヒカリの施肥時期の目安
(1)出穂21日前 (2)出穂12日前

 

幼穂の発達過程・日数・外形

発達過程 出穂前日数 幼穂長さ 外形
穂の分化 30日 0.2mm 止葉下4枚目の葉抽出
頴花原基分化開始 24日 1.5mm 止葉下2枚目の葉抽出
花粉母細胞分化 18日 8~15mm 止葉抽出
減数分裂期 12日 8.0cm  
花粉内容充実 6日 19.5cm 穂ばらみ始め
開花 0日 22.0cm 出穂

 

2.水管理

水管理 根量の維持は安定収穫の第一歩

  • 幼穂形成期以降は、発根が鈍くなり登熟を支える中干以降の上根を維持する水管理(間断かん水)が重要です。
  • 幼穂形成期(7月上旬)までには、中干しを終了し間断かん水に移行してください。また、降雨が続き一週間以上湛水状態が
    続けば落水し酸素供給をはかり根の健全に努めて下さい。
  • 幼穂形成期~穂ばらみ期において、低温注意報等が発令された場合は、ただちに深水管理とし幼穂保護に努めてください。
  • 出穂始から開花期の間は入り水をして下さい。(花水)
  • 高温登熟による玄米品質低下(乳白米)を防止する為、出穂始以降30℃を超える日が続く場合には、用水が確保される範囲
    内でかけ流しあるいは湛水状態で地温上昇の抑制に努めて下さい。

3.病虫害防除

  • いもち病対策
    落水・中干により助長されます。
    ※常発地帯は、必ず早期防除をお願いします。
  • カメムシ対策
    斑点米の原因となるカメムシ類は、畦畔や休耕田の雑草地に多く生息している為、出穂10日前までに畦畔の草刈りを終了してください。

稲の生育ステージに合わせた敵期管理に努めましょう

1.追肥・体質強化

極端な茎数不足又は、元肥を減らした場合は各圃場の生育に合わせ追肥をしてください。
追肥のポイントは、適期の穂肥が出来るための『つなぎ肥』の判断が重要となります。

 

品種 つなぎ肥の最終 追肥のポイント
コシヒカリ 6月下旬頃 7月上旬より穂肥迄の期間は下位節間の伸長期です、極力追肥を控えましょう。(適期の穂肥施肥が重要)
ひとめぼれ
チヨニシキ
6月中旬頃 茎数の確認と葉色診断によるつなぎ肥の判断をしましょう。(極度な肥切れは避けましょう)

※ 上記目安は5月上旬移植の地域となります。又、穂肥前に葉色が落ち過ぎる場合は少量ずつ施肥し様子を見て下さい。

体質強化資材投入 ……6月下旬~7月上旬 出穂前40日~35日頃に
:ケイカリン・けい酸加里・マルチサポート1号 …20~40Kg/10a
:エコ塩化カリ…4~5㎏ /10a

※ カリウムについては、放射性セシウムの農作物への吸収をより少なくする効果があると報告されていますので、カリ不足にならないように注意して下さい。

2.水田残草対策

雑草害は、肥料養分の奪取・受光阻害・地温上昇阻害・病害虫の伝染源等の悪影響がある為、早めの除草が必要です。薬剤の散布にあたっては使用時期を守り、高温時の散布は避けて下さい。

ヒエ専用剤
: クリンチャー1キロ粒剤 (ヒエ専用除草剤) ノビエ5葉期まで 1.5Kg/10a
: ヒエクリーン1キロ粒剤 (ヒエ専用除草剤) ノビエ4葉期まで 1.0Kg/10a
多年生雑草
: 中期剤 バサグラン粒剤  (クログワィは移植後15~35日) 3~4Kg/10a
: 後期剤 グラスジンM粒剤 (有効分茎終止期~幼穂形成期前まで) 3~4Kg/10a

  ※ 落水状態で均一散布し、3日以上はその状態を保つ  (ヒエに効果なし)

3.病害虫防除

イネミズゾウムシ・イネドロオイムシ防除  …(箱処理していない場合)
: シクロパック粒剤   10個(小包装)600g/10a(収穫60日前まで)

いもち防除 …(早期予防)
: オリゼメート粒剤 6月中・下旬頃 3~4Kg/10a 葉いもち防除(出穂3 ~ 4週間前)
: コラトップ粒剤5 7月上旬頃~ 3~4Kg/10a 葉・穂いもち防除(出穂5日前)

4.中干しの実施と水管理

中干し前までは、10㎝程度の深水管理により茎揃いを良くし、強風や低温から稲体を守り収量・品質の安定を図る。

中干しの作業は出穂35日前(幼穂形成期前)には終了する、時期はずれの中干しは幼穂に悪影響を及ぼします、又幼穂形成期以降は新根の発生が少なく成りますので、間断かん水により根の健全化に努めて下さい。

※ 6月20日頃から現地指導会を開催いたしますので是非ご出席下さい。

※ 各管理作業をした際は、栽培管理日誌へ記帳をお願い致します。


田植え後の初期管理について

水管理

活着後の水の管理として、日中は2~3cmの浅水、夜間は4~5cmの深水とする。入水は、早朝のうちに行い、日中止め水すれば水温は高く保たれます。

茎数が不足している水田

(初期生育が悪く分げつが少ない場合)

「分げつ」は7月上旬までします。
「分げつ」を促進する為、暖かい日は浅水管理です。

  • かけ流しは、絶対しないこと。冷水地帯は特に注意して、水温上昇に努めること。
  • 暖かい日は、2~3cmの浅水、低温が予想される場合は、できる限り深水管理を行う。(気温12℃以下が続くと生育停滞が懸念)

 ○高温が続きガス等の発生がみられる時は、1~2日落水しガス抜きをする。

 ○表層はく離・アオミドロ等の発生が多く見られる圃場については、水の入替えを実施するか、薬剤(モゲトン粒剤 10a 2~3㎏)で対応してください。

除草剤

水稲除草剤使用のポイント

  1. 除草剤の散布適期を確認して下さい。(代かき後の日数も考慮)
  2. 除草剤使用後、7日間を目安にかん水・止水状態を維持 (降雨による流失に注意)
  3. 畦畔からの水漏れの防止。(漏水は除草効果が著しく低下)
  4. 気温が日中30℃以上の高温と予想される時は、散布時間帯を早朝又は午後の気温が下がった時間帯に散布して下さい。(薬害注意)

【JAおすすめ水稲除草剤】

薬剤名 使用適期 使用量
初期剤 キルクサ1kg粒剤 植代後~移植4日前 または、移植直後~ノビエ1葉期 1kg/10a
初中期
一発剤
トップガンGT1キロ粒剤75 移植直後~30日ノビエ3葉期まで 1kg/10a
トップガン250グラム(豆粒) 移植直後~30日ノビエ2.5葉期まで 250g/10a
パンチャー1キロ粒剤 移植後5日~ノビエ2.5葉期まで 1kg/10a
バッチリ1kg粒剤 移植直後~ノビエ2.5葉期まで 1kg/10a
クサトッタ1キロ粒剤 移植直後~ノビエ2葉期まで 1kg/10a
中期剤 ザーベックスDX1kg粒剤 移植後20~30日(ノビエ3.5葉期) 1kg/10a
ザーベックス3kg粒剤
(クログワイ専用)
移植後25~35日頃まで(草丈5cmまで) 3kg/10a

※ザーベックス3kg粒剤については、クログワイ以外には効果がありません。
※抵抗性雑草の発生が問題となってます、前年残草があれば使用除草剤の検討が必要です。

ドロオイ虫の防除

ドロオイ虫による被害が進んでいる水田は、早急に防除をしてください。

区分 品名 使用時期 使用方法
本田施用剤 シクロパック 5月下旬~6月上旬(収穫60日まで) 小袋をそのまま畦畔より投げ入れる
10a当たり600g(小袋10袋)

●散布後は、3~4日間は水田に水を溜め、落水・水のかけ流しはしないで下さい。

追肥のポイント

移植後約1ヵ月は原則として追肥は必要ありません。但し、極端に元肥を減らした圃場又は、毎年茎数が不足する圃場については追肥が必要となります。

●置き苗は速やかに撤去して下さい。(いもち病の発生源となります)


H23年 水稲苗の管理について

原発事故に伴う土壌汚染に対応するため、移植時期の遅延をお願いしているところですが、下記に留意して管理を進め、育苗期間をなるべく延長してくださるようお願いします。この対策により、1週間程度の作期遅延が見込めます。

1.緑化期(出芽揃い~1葉期、3日程度)の管理

  1. 温度管理
     出芽直後の苗は強い光に当てないよう寒冷紗等で被覆をおこないます。温度管理は生育を緩やかに進めるため、例年より2℃程度低めの昼間23℃、夜間10~13℃を目安にしてください。
     ただし、5℃以下の低温にならないよう4月中・下旬の低温には十分に注意しましょう。
  2. 水管理
     原則として、かん水はおこないません。床土が白く乾燥した場合にはその部分のみ少量かん水しましょう。過湿にならないように注意しましょう。

2.硬化期(1葉期~移植期)の管理

  1. 温度管理
     ハウス裾の開閉をこまめにおこない、緑化期と同様に平年より2℃程度低く、昼間18℃、夜間10~12℃を目安に管理してください。
  2. 水管理
     かん水は朝方にたっぷりおこない、夕方は極力おこなわないようにしましょう。

3.追肥

通常、稚苗では追肥をおこないませんが、は種後25日頃を目安に追肥をおこないましょう。これにより、苗の老化がある程度防止できます。追肥は硫安を用い、1箱当たり5gを目安に水に溶かし、朝のかん水前に均一に散布します。その後、葉に付着した肥料分を洗い落とすため灌水します。

参考:は種量と育苗期間および苗

苗の種類 は種量
(g/箱)
育苗日数
(日)
草丈
(cm)
葉齢(葉) 10a当たり必要箱数
稚苗 200 20~25 10~13 2.2~2.5 18~20
150 25~30 12~14 2.5~3.0 20~30
中苗 100 30~35 13~15 3.0~3.9 30~35
成苗 40~70 30~45 15~18 4.0以上 45~60

春作業の本格的なスタートです。万全な準備を進めましょう

1.塩水選

胚芽は充実して重いものが望ましく、そのために塩水選により、稔実のよい種子と悪い種子を選別します。

塩水選用液の作り方(水10リットルに対し)

籾の種類 比重 食塩の場合 硫安の場合
うるち 1.13 1.9kg 2.5kg
もち 1.10 1.4kg 1.9kg

2.種子消毒

種籾には病原菌が付いている恐れがあります。必ず消毒しましょう。

(1)消毒の手順
 塩水選→水洗い→水切り→粉衣または、浸漬処理→浸水

(2)消毒方法

農薬 テクリードCフロアブル
使用量 200倍の希釈液20リットルに対し乾籾10kg
使用方法 24時間浸漬後、陰干し水洗いせずに浸種。
使用上の注意 処理水温が10度以下で効力低下。

※JAから購入の消毒済種子は『ヘルシードT フロアブル』により消毒済みです。

3.侵種(種浸し)

(1) 発芽を早めて芽ぞろいを良くするために12~15℃の水温(午前9 時の水温)の水に浸ける。浸水日数は、『水温×日数=120』を目安とします。

(2) 水量は乾籾重量の倍とし、初日から3日は水の交換はせず、その後は、酸素供給のため毎日または1日おきに交換します。

4.催芽

催芽器等を使用する場合は28℃の温水で芽の長さが1mmのハト胸状態にします。芽の長さが1mmを超える場合は、水道水に浸し芽の伸張をとめます。
※籾枯細菌病を防ぐため、水温は30℃以上では行わない。

5.育苗用培土の消毒

ダコニール1000 での消毒を行います。立枯病、ムレ苗の症状がみられる時はタチガレエース液剤を散布します。

農薬名 薬効 使用量/方法
ダコニール
1000
リゾープス属菌による苗立枯病予防 播種時に1,000倍液
を1箱あたり500cc
灌注。使用回数2回
まで
タチガレ
エース液剤
フザリウム属菌、ピシリウム属菌による
苗立枯病、ムレ苗予防
1,000倍液を1箱
あたり500cc散布。
使用回数1回まで